サーバ構築(ファイルサーバ・NAS等)
社内用ファイルサーバ構築・NAS構築
社内のファイルの管理をする為に、集中的に管理する専用のものをファイルサーバと言いますが、Windows及びLinuxで構築したファイルサーバ、又は、ファイルサーバ機能に特化した専用のものNAS(Network Attached Storageの略です。ネットワークに接続された記憶装置)を構築して設置致します。
リモートワークを行う場合は、VPN(暗号化通信)を利用して、インターネットからアクセスし、データを編集閲覧をします。VPNの、弊社の提案内容は手のひらサイズのVPN機器こちらのページから
ファイルサーバってそもそも必要なのか?
中小企業様ではよくありますが、個々のパソコン、又はGoogleのクラウド等個々に仕事のファイルを保存していることがあります。
だれが、どんなファイルを持っているかがほとんど管理できていない状況になっています。
NASを導入していても、デフォルトのままの設定でだれでもアクセスできるようにしている会社も多々あります。
そこで以下のような問題点が考えられます。
個々のパソコンでのデータ管理の問題点
データを一元管理していない場合、以下の事が憂慮されます。
パソコンが故障した際、バックアップしていない場合
個々に管理しているデータのパソコンのどれかが、故障してデータが取り出せない事になった場合、仕事によりますが、大きな被害になることをあり得ます。
どうしてもデータを取り出す必要がある場合、専門業者に依頼した際には高額になる可能性があります。
データの持ち出し・流出の可能性
NAS、ファイルサーバを導入せずに 個々のパソコンでデータ管理している場合は、データの流出又は、データの持ち出しがあったかどうか自体が把握できません。
何も設定しないNASでのデータ管理の問題点
NASを導入していても、購入して、すぐに使用している会社様がありますが、以下の点で憂慮すべき点があります。
NASの故障した際、バックアップしていない場合
NASの故障した際には、業務が停止することはもちろんバックアップする環境がない場合、特にHDDが故障した際には、データの復旧の為に、専門の業者お願いするしかなく、データの復旧が高額になるうえ、完全にデータ復旧ができない可能性があります。
その為、NAS自体のデータのバックアップを考慮した設定をして構築することをご提案します。
NASを導入していてもアクセス権を設定していない場合
NASを導入していても、デフォルトのままの設定でだれでもアクセスできるようにしている会社も多々あります。
その為、個々のパソコンでデータを管理しているのと同様にデータの流出、データの持ち出しが把握できない状態になります。
それと、例えば管理者しか見れないようにした方が良いデータも、一般職員・社員から閲覧・コピー・削除をされる可能性があります。
そこで、アクセス権の管理(だれなどのファイル、フォルダにアクセスできるか)。アクセスログ(だれが、何にアクセスし、コピー等をしたか)を把握できるファイルサーバ又はNASを導入し、情報管理を整理し、情報漏洩のリスクを減らした環境を構築したものを導入するのがよいと考えています。
ファイルサーバ・NAS構築 必要事項
以下の事を御社から聞き取り調査をした上で、ファイルサーバ又は、NASの構築を行います。
各社員・管理者の人数、どのような業務体制か
NAS・ファイルサーバにどれぐらいのPCがアクセスするかで、NAS・ファイルサーバの性能を選定します。
個々の業務内容を聞き取りして、フォルダの作成、業務毎によるアクセス権を設計します。
データの重要度がどの程度か
データが大切な事はもちろんですが、業務がどれぐらい停止してよいかで、バックアップの方法、バックアップをどのパターンで行うかとか、どれぐらいの頻度でバックアップを行うか等を設計します。
バックアップ方法の選定
LAN内でのバックアップ方法以外にも、クラウド上にバックアップする事も必要かもしれませんので、業務内容等をお聞きした上で、ご提案します。
アクセスの監視の有無
アクセスログをどこまで、残すかで、機種、設計が変わります。
ウィルス対策
ファイルサーバ・NASにもウィルス対策をした方がもちろんよいのですが、上記の重要度及び御社のご予算をお聞きした上で、どれぐらいのレベルのウィルス対策が必要か、設計します。
実際には、予算が足りず、パソコンでウィルス対策をしっかりとしているからよいとの判断をされたお客様もいますが、推奨はウィルス対策をしっかりとして頂くことです。
ウィルス対策をしていないファイルサーバ・NASの場合は、インターネットにアクセスできないよう致します。(インターネットにデータが漏れないようにするためです)
クラウド上のファイルサーバサービスを利用
クラウド上にファイルサーバを構築する方法がございます。
無料で有名なのが、Dropboxでしょうが、商用で使う場合は、上記で述べた情報管理の事を考慮した場合、有償のクラウドサービスを使う事を推奨します。
クラウド上のファイルサーバサービスのメリット
クラウド上のファイルサーバサービスを利用する場合、インターネットがつながっていればどこからでも、仕事ができるという利点があります。
リモートワーク向きです。
クラウド上のファイルサーバサービスのデメリット
上記のメリットは、裏を返せば情報漏洩のリスクももちろんありますので、誰が、いつデータをコピー等をしたかを監視するクラウド上のサービスが対応しているか、その履歴を確認するためのご担当者が必要です。