パトレイバー2 ~久しぶりにアニメついて語る?かな

 

久しくアニメを見ていなかったのですが、何気に冬で寒いせいか『Patlabor2 the Movie』が見たくなって見ました。

Patlabor2.jpg

何回見てもすばらしい作品です。

 

最近のアニメファンは良く知らないけど、映画公開当時は地味だとか色々言われていたような気がします。たしかに当時は、ドカ~~ンとか爆発があり、ロボット同士の激しい戦闘があれば、もっと派手に騒がれていたかもしれません。

 

ただ、僕が、映画館に行った時は、結構満員で、色々話し合いながら映画館を出てった人が多かったので、見た人には評判はよかったと思います。

(その映画館は、名古屋のミッドランドスクウェアの工事でなくなっちゃいました・・・ちょっとさびしいかったです)

 

映画の内容は、

PKOで某国に派遣された自衛隊のレイバー部隊が、ゲリラ部隊に襲われますが、発砲許可が出ないまま、レイバー部隊は、隊長一人を残して全滅します。

それから、3年

 

日本は不況にあえいでいる状況で、特車二課第2小隊は後藤隊長と、山崎を残して、バラバラになっています。

そんな時に、ベイブリッジの爆破予告があり、実際に爆破されます。ただ、偶然テレビが映した画像には、爆発するベイブリッジの上をっ飛行する自衛隊機の姿が・・・・・・・爆弾によるものでなく、ミサイルでベイブリッジは爆破されたと分かります。

様々な情報が錯綜する中、第2小隊隊長後藤と、第一小隊隊長 南雲(女性)を訪ねる、人物が・・・人物は自衛隊の陸幕調査部別室 荒川と名乗る男が現れ、ベイブリッジ爆破の、改ざんされていない画像を見せます。

その上で、柘植行人(つげ ゆきひと)という、人物の調査を依頼されます。柘植は、レイバーの軍事的に有効な事を研究するグループの中心人物で、3年前に、全滅したレイバー部隊の隊長でもありました。

そして、第一小隊の南雲隊長の昔の恋人でもありました。

 

そんな話をしている時に、事態はまた動き出します。三沢基地を発進した、F15(戦闘機)が、東京に向かって勝手に発進したのをレーダーが捉えます。・・・・・・・この事態に対して、後藤、南雲、そして、旧第2小隊のメンバーはどのようにするのか・・・

 

話したいのですが、もしかしてみてくれる人がいた時に、内容がわかってしまうと、つまらなくなるため、ここらへんにします。

 

この作品は、パトレイバーの1作目でも、出ていた押井守の考える都市論というか、東京論と、戦争論が出ています。

そして、自衛隊のクーデター話、すごく緊張感があります。それと何より、第2小隊のメンバーの出番があまりなく、後藤隊長が中心の話になっているため、とても大人な感じの会話もあり、渋いです。

 

これも見た当時は、浪人生だったのですが、大人になってみると会話の内容がわかる感じです。怪しげな荒川という役の声優を、竹中直人がやっているのですが、ものすごくいい味を出しています。後藤と、荒川が語る戦争の話がとても面白かったので、書いてみます。

(これは、読むより、二人の会話を聞いた方が面白いですよ)

荒川: 後藤さん。警察官として、自衛官として、俺達が守ろうとしているものってのは何なんだろうな

前の戦争から半世紀。俺もあんたも生まれてこの方、戦争なんてものは経験せずに生きてきた

平和 俺達が守るべき平和。 だがこの国のこの街の平和とは一体何だ?

 

かつての総力戦とその敗北、米軍の占領政策、ついこの間まで続いていた核抑止による冷戦とその代理戦争。

そして今も世界の大半で繰り返されている内戦、民族衝突、武力紛争。そういった無数の戦争によって合成され

支えられてきた、血塗れの経済的繁栄。それが俺達の平和の中身だ。戦争への恐怖に基づくなりふり構わぬ平和。

正当な代価を余所の国の戦争で支払い、その事から目を逸らし続ける不正義の平和。

後藤: そんなきな臭い平和でも、それを守るのが俺達の仕事さ。不正義の平和だろうと、正義の戦争より余程ましだ。

荒川: あんたが正義の戦争を嫌うのはよく分かるよ。かつてそれを口にした連中にろくな奴はいなかったし、

その口車に乗って酷い目にあった人間のリストで歴史の図書館は一杯だからな。

だがあんたは知ってる筈だ。正義の戦争と不正義の平和の差はそう明瞭なものじゃない。

平和という言葉が嘘つき達の正義になってから、俺達は俺達の平和を信じることができずにいるんだ。

戦争が平和を生むように、平和もまた戦争を生む。単に戦争でないというだけの消極的で空疎な平和は、

いずれ実体としての戦争によって埋め合わされる。そう思ったことはないか。

その成果だけはしっかりと受け取っておきながらモニターの向こうに戦争を押し込め、ここが戦線の単なる後方に過ぎないことを忘れる。

いや、忘れた振りをし続ける。そんな欺瞞を続けていれば、いずれは大きな罰が下されると
 

後藤: 罰? 誰が下すんだ。神様か

荒川: この街では誰もが神様みたいなもんさ。いながらにしてその目で見、

その手で触れることのできぬあらゆる現実を知る。何一つしない神様だ。神がやらなきゃ人がやる。

いずれ分かるさ。俺達が奴に追い付けなければな。
 

こんな感じの会話です。当時映画を観終わったと考え込んだのを覚えています。 後、しっとりと言う感じですが、南雲の柘植に対する思いも切なくなる感じが漂っています。

雪の中で、南雲と柘植が会うシーンがあるのですが、この時に流れる川井憲次の曲が最高です。

 

裏話ってわけではないですが、柘植の名前ですが、我々に『告げ行く人』という意味で、柘植行人って名前にしたらしいです。この話を聞いた時にすげ~~って思ったのを覚えています。

 

駄文をダラダラと書いてしまいましたが、大人の為のエンターテインメントと呼べると『パトレイバー2』 ぜひ見てほしい作品です。(今の時代にもあっていると思いますし)

 

英語版ですが、映画の最初のシーンです。この緊迫感が伝われば・・・・・・・・

 

途中に書いた、後藤さんと、荒川の会話のシーンです。

 

 

この映画は、サントラも良くて、ものすごく聞きこんでいます。川井憲次のコンサート映像から、パトレイバー2のメインテーマです。

 

 

 

 

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このページは、ただのメタル好き、アニメ好き、映画好きの独り言が2012年2月 8日 23:06に書いたブログ記事です。

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